八町滝
(はっちょうたき)
・目次
|▶行き方・場所・アクセス
|▶ルート前半
|▶ルート後半
|▶八町滝
|▶おまけ
|▶Information
種類 ・・直瀑、直下型 水系 ・・往古川 落差 ・・100m(推) |
危険 ・・★★★★★ 体力 ・・★★★★★ 時間 ・・入口から270分程(沢登) |
【🚘】【💧必】 | 【🍃夏】H30.8.26 |
※落差や滝種などは完全な憶測である場合もございます。その点はご了承ください。
※タイムは基本的に休憩なしのハイペースで進んだ場合に基づいています。
🔗外部リンク
大峰や高台は険悪な立地なため自然災害も多いので、道路交通情報は見ておいた方が良いでしょう🚘
▶奈良県 道路規制情報
▶三重県 道路規制情報
▶和歌山・奈良・三重 合同道路規制情報
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行き方・場所・アクセス▼
三重県 北牟婁郡 紀北町
八町滝は台高山脈東部、大台ケ原の東側の加茂助谷ノ頭の南東部に位置し、往古川の支流に掛かります📍
ちなみに往古川は本流に名瀑 小木森滝が掛かり、2大巨塔を成しています🌊
三重や台高山脈を代表する全国的にも指折りの名瀑が短い水系の中に2つもある、実はすごい川なのです(∩´∀`)∩
紀伊半島を和歌山から松阪にかけてぐるりと回る国道42号線、尾鷲の少し北側の船津にある往古橋から小木森林道へ入り、往古川を上流へ進んで行きます(=゚ω゚)ノ
小木森林道は路面が舗装されておらず、途中から非常にデッコボコで路面が悪く、車によっては進めないかもしれません(;´・ω・)
小木森林道を進んで行くと、右に登りながら180度カーブするところがあり、そこに入口と駐車スペースがあります🌳
カーブミラーが目印です👀
高速道路は紀勢自動車道 海山I.Cで降りて国道42号線を松阪伊勢方面へ少し北上したところで往古橋が出てきます🚘🏍
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ちなみに公共交通はJR紀勢本線 船津駅が最寄りになりますが、本数は少なく入渓ポイントまでは多分10km以上あります(;´・ω・)
▶JR紀勢本線 時刻表
・・・和歌山駅~亀山駅
・・・(船津駅下車)
ルート前半▼
実はこの日は台風の後🌀
台風後は基本的に快晴の日が多く、この日も結果的に絶好の滝日和でしたね٩( ”ω” )و
元々この小木森林道はクッソ路面が悪いですが、台風を経てよけい酷くなった感がだいぶあります(;´・ω・)
しかし、ほんとに路面が悪いです(;´Д`)
普通の車では腹を擦る可能性がかなり高いので、無理そうならカーブミラーの所まで行かず、もっと手前の停めれそうな所に停めて歩いた方が良いです(;´・ω・)
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ヘアピンカーブのカーブミラーの横から川へ降りれます🐾
日が昇る前で少し薄暗いです(´・ω・)
川に出たら堰堤とその上に大きな岩が出てきます(=゚ω゚)ノ
水の色が素晴らしいです✨
八町滝がある真砂谷は右側へ続く本流沿いではなく、川を渡って正面から合流してくる支流の方です🌊
真砂谷からの流れは半分は直接堰堤の方へ、もう半分は大岩を回り込んで流れていきます(‘ω’)
一見水が少なそうに見えますが、この時点ではわりと水量は多いです🌊🌳
真砂谷は本流とは違い早速渓谷らしい様相へと変わります( ゚Д゚)
岩をピョンピョンしながら進んで行きます🐾
序盤は険しくもそれほど難なく進んで行けます🌊
日が昇りまばゆい光が差し始めました☀✨
夏らしい真っ白な光です👀
岩をくぐると外の光がよりキレイに輝いて見えます(∩´∀`)∩
しかし渓谷と言うのは日が当たっているかどうかだけでホントにずいぶん表情が変わるものです( ゚Д゚)
明るい所も日陰の所も、それぞれ違った良さがあります( *´艸`)🌳
ここらの岩は特徴的な色をしています👀
そして蒼い水面とよく合います🌊
これをしばらく進むと川が大きくカーブし、二手に分かれます(=゚ω゚)ノ
左側から支流が合流してきますが、川なりに右の方へ進みます🐾
が…、
行く手に障害物が見えます👀❕
一つ目の前衛滝です🌊
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前衛滝1▼
落差は20mくらいでしょうか(´・ω・)⁇
勢いよく落ちる、The・直瀑です⊂⌒~⊃。Д。)⊃
落ち口は両岸とも切り立っており、どう手を付けたらよいか一瞬迷います(;´・ω・)
ココは左岸 (向かって右側) から巻きました🐾
越えるのにそれほど時間はかかりませんが、かなり危険で難易度は高いです⚠
滝の落ち口より少し上がったところで上流側へ一気に抜け、滑りやすい急傾斜を下ると落ち口のすぐ上へ出ます🌊
降り立った先はホントに岩壁1枚挟んで落ち口なので注意が必要です⚠
ズルっといかないよう慎重に降りていきます(;´・ω・)
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上流側を見ると狭い所に水が流れる廊下のようになっています( ゚Д゚)
広くなったり狭くなったり、景観がポイントポイントで激変します🌊
この廊下の水がまた非常にキレイです(‘ω’)✨
ここは横の岩伝いに進めます🐾
ココから少しの間、落ち着いた川原です(=゚ω゚)ノ
廊下を抜けると、また日当たりの良いところへ出ます☀
しばらく進むとまた川が分岐、またまた左側から川が合流しています🌊👀
が…、
またまたまた障害物が見えます(;´・ω・)
日当たりが良く、左からの合流があり、正面に前衛滝٩( ”ω” )و
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前衛滝2▼
先ほどとよく似たシチュエーションですね( *´艸`)
ちなみにココまでで八町滝まで半分といったとこでしょうか…(´・ω・)❓
落差も先ほどと同じくらいでしょうか🌊
滝壺の青さなどもよく似ています(∩´∀`)∩
やや先ほどより滝見が細いですが、流れにかなり勢いはあります👀
この2つ目の前衛滝は見た感じですでに左岸 (向かって右側) からの巻きは明らかに難しく、右岸 (向かって左側) から大きく巻きます(=゚ω゚)ノ
小さく巻くのは試みましたが行き詰ります✖
まずは左側の支流▼左に入ります🐾
支流に入ってちょっと行った所で、本流の上流側の方へ登っていけます(=゚ω゚)ノ
よく探すと先駆者たちの踏み跡のように、他と比べて歩きやすくなった箇所が点々としています👀
しばらく登っていくと登り切って馬の背になります🗻
そこからは上流側へ進みながら弱点を縫って川へ降りていきます٩( ”ω” )و
この時どう来たか覚えておかなければ帰る時に迷います⚠
ルート後半▼
川へ出たら渓谷は険しさを増してきます(;´Д`)
巻きが必要な個所もちょこちょこ出てきます🐾
この辺りは水や流れもキレイで、コース的にも退屈しない楽しめる谷です(∩´∀`)∩
雰囲気的にも随分と秘境へ入ってきた感じがします🌳
しばらく上り詰めていくと、途中とても日当たりの良いところでポツンと水量が一気に少なくなるところがあります👀
日によってはココだけ伏流しているかもしれません(´・ω・)
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少し登ると水はまた増えてきます🌊
この辺りから上流側を見上げると物凄い岩山が見えます👀☀
先ほどの水が減った所より下流の方が水面がキレイに見える気が…👀
きっと伏流してろ過されるのかな(‘ω’)❓
この木👉のあたりから傾斜がまた強くなります(;´Д`)
この滝▼を右に見ながら岩場を登り始めると、急傾斜を、直登、巻き、あらゆる手段で一気に上り詰めていきます٩( ”ω” )و🐾
シャワークライミングとしては非常に充実した傾斜ですが気は抜けません⚠
この辺はもはや傾斜がかなりきついです(;´Д`)
しかし振り返ると木々の頭を越えて向の山まで見渡せます🏔
ここら辺から傾斜がきつく景観の良い道のりになります🐾
何とも絶景ですが、写真を見てお気づきでしょうか?( *´艸`)
岩壁の上の方~に八町滝の頭が見えています👀
この急傾斜の終盤辺りまで来ると大滝の姿がちらつき始めます🌊
そしてこの見上げるような傾斜の最上段には、庭園のような美しい滝が立ちはだかります▼🌳
この庭園の様な横に広い滝は右岸 (向かって左側) から岩を越えて登ります🐾
ココを越えると八町滝の姿がハッキリと捉えられます👀
だいぶ近づいてきましたが、ココからさらに傾斜がきつくなります🌊
滝から少し横に目をやると、面白い形の山が見えます🗻🌳
あれが奥坊主でしょうか(‘ω’)⁇
ともかく一気に大滝の方へ詰め寄ります٩( ”ω” )و
が…、
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前衛滝3▼
最後の難関、3つ目の前衛滝です🌊
高さも前の2つの前衛滝より高いです(;´・ω・)
しかし幸いなことに、前の2つより傾斜はやや緩いです(‘ω’)
ココは右岸 (向かって左側) の岩付をまずは直登していきます٩( ”ω” )و
見ての通り左岸 (向かって右側) は落ち口付近で跳ね返されそうです(;’∀’)
途中まで直登できますが、上半分はかなりリスクが高いので脇の方の茂みの方へ入って巻きます🐾🌳
ココが最後の正念場です(=゚ω゚)ノ
気を抜かずに頑張りましょう٩( ”ω” )و
八町滝▼
物凄い圧巻の迫力です( ゚Д゚)✨✨
これほど荘厳な岩壁は他にあまりありません🗻
またこの日は水量にも天候にも恵まれ、最高の形でのめぐりあわせです(∩´∀`)∩
物凄い切り立った岩壁ですが、滝前は広く下流側の眺めも絶景です🏞
ココは海側の山々よりもずいぶん標高も高く、山を越えて海 (熊野灘) まで見渡せます👀✨(∩´∀`)∩
滝の方へ少し近づくと水の飛沫が襲い掛かります💦
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
ただ、この日は水量が多いため圧倒的な景観になっていますが、基本的にはこれほどの水量はないそうです🌳
しかし小木森林道から遠望できるくらいなので、涸渇寸前くらい枯れてなければ規模も大きく岩壁などのベースが凄まじいので、ある程度は期待できそうです(=゚ω゚)ノ
ちなみにですが、八町滝は右岸 (向かって左側)、登ってきた側からすると正面になりますが、ガレ場から巻き上がることができます🐾
ガレを登るにつれて見る角度が変わると表情も変わります🌊👀
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迫力度・・・・★★★★★
幻想度・・・・★★★★☆
清流度・・・・★★★★☆
到達感・・・・★★★★★
滝の高さや大きさ、それを形成する岩壁は圧倒的な迫力があります。
下流側も方角的に鷲尾湾や熊野灘まで見渡すことができ、どこを見ても爽快な正に絶景の真ん中にいる気分です。
半分直下型の八町滝は落ち口から勢いよく流れ出し、遥か高みから噴き出しているかのようです。
八町滝の到達までは危険もかなり伴い時間もかかりますが、その分より滝を大きく感じることができます。
おまけ 八町滝上流▼
八町滝の巻きには時間はそれなりに掛かりますが、実は以外にもそこまで難しくはありません(=゚ω゚)ノ
滝を通り過ぎてガレをしばらく登っていくと、途中でルートは上流側へと寄っていきます🐾
足場は非常に滑りやすく、疲れた足元に踏ん張りが必要になってきます(;´Д`)
登り切ったところで急に崩れたかのような傾斜の下りに転じます( ゚Д゚)
ココは足場の良い方へ移動しながら降りていきます🌳
登り切った時点で川の音が聞こえているので、川原に出るまで時間はかかりませんが、どこから降りてきたか覚えておかなければ帰りに迷います(´・ω・)
この先も見応えのある越えるのに少し苦労する小滝がたくさんあります🌊
川が右に曲がるように落ちてくるこの滝▼を越えれば奥八町滝までもう一息だと思うのですが、容易には越えさせてくれそうにありません(;´Д`)
左岸 (向かって右側) から登れそうですが、これ以上深追いすると日が暮れるまでに帰れなくなるので奥八町滝はまたの機会です(ノД`)・゜・。
Information
往古川は100m級の巨瀑が双璧のように掛かるすごい川(=゚ω゚)ノ
本流の小木森谷には小木森滝はじめ多くの滝が掛かります🌊
▶ケン渕滝 |
▶大渕滝 |
▶小木森滝 |
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