まぼろしの大垂
(まぼろしのおおたれ)
大垂の滝
(おおたれのたき)
・目次
|▶データ
|▶アクセス・行き方
|▶仕事道跡ルート
|▶第七堰堤~第十堰堤
|▶第十一堰堤
|▶荒島谷川分岐
|▶まぼろしの大垂
|▶登山道跡ルート
|▶Information
データ▼
段瀑 総落差…50m(推) ・九頭竜川水系 ・荒島岳系 |
危険 ・・★★★★☆ 体力 ・・★★★★☆ 時間 ・・合流橋から160分程 |
・撮影時期 R6.10.17 |
※落差や滝種などは完全な憶測である場合もございます。その点はご了承ください。
※タイムは基本的に休憩なしのハイペースで進んだ場合に基づいています。
🔗外部リンク
なし
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行き方・場所・アクセス▼
福井県 大野市
まぼろしの大垂は大垂の滝とも言い、九頭竜川支流の荒島谷川に掛かり、大野市のほぼ中央、荒島岳の南に位置します📍
ルートは2つありますが、まず仕事道跡ルートは福井松本間を結ぶ国道158号線から九頭竜川の左岸、山下I.Cのすぐ西側の橋とトンネルの麓まで行きます🐾
その先は普通の車両が通行できるような道路状態ではないので、そこからは歩いて入渓ポイントまで行きます🐾
もう一つの登山道跡ルートについては登山道跡ルートの項で入口までの詳細を後述しますが、実際に通っていないのでルート説明自体はありません(;´・ω・)
道の駅九頭竜&JR九頭竜駅▼
余談ですが個人的にメッチャ好きな駅です🦖
この恐竜▼左動きます(*‘∀‘)
施設の都合か人員の都合か、併設のファミリーマートの営業時間は6:00~23:00になっています🏪
ーーーーーーー
公共交通機関
⇨JR越美北線
・越前山下駅下車
⇨徒歩3km程🐾
仕事道跡ルート▼
荒島谷川支流大滝👉
もろに段々になったthe段瀑ですが、総落差はかなりあります👀
ちなみにこの滝は仕事道跡ルートからでないと見ることはできません(´・ω・)
支流大滝は大垂の滝までの道中に掛かりますが、このページでは荒島谷川支流大滝から大垂の滝までを見ていきたいと思います🌊
仕事道跡ルートの入口から支流大滝までの詳細は、▶荒島谷川支流大滝のページを参照してください(=゚ω゚)ノ
仕事道跡ルート▼
荒島谷川には実際には見える範囲で数えた結果11基 (見落としがあるかもしれませんが) ありますが、支流大滝が掛かるのは6基目と7基目の間になります🌊
遠目に見ると絶望的な5基目▲左
左岸に渡り越えていく6基目▲右
6基目を越えて少し進むと見えてくる支流大滝▼
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という事で、さらに上流に進んで行きましょう٩( ”ω” )و
7基目の堰堤の前まではそのまま川を進みます🐾
途中コンクリ舗装の残骸などもあります(‘Д’)
堰堤の手前まで来ると左岸がガレになっているので、そちらから越えていきます🐾
御覧の通り右岸側はまず越えるのは無理そう(´・ω・)
しかし人工物も廃道もなぜかキレイに見えるのは秋晴れだからでしょうか👀❓
ガレを登って行くと土管が出てきます(‘Д’)
この土管を登ったところが仕事道跡の続きになっています(=゚ω゚)ノ
草モーモーですが土の硬さや軌道は何となく分かると思います🌳
🌿🍃
第七堰堤~第十堰堤▼
仕事道跡に合流したらさらに上流側へ進んで行きます🐾
草だらけではありますがコンクリ舗装も復活します(∩´∀`)∩
8基目の堰堤▲
直越えはまず無理でしょう(;´・ω・)
コンクリ舗装は所々で途切れるので、軌道を見失わないように👀
9基目の堰堤▲
コチラも直越えは多分無理(´・ω・)
その先は堰堤ではなくいくつか小滝が掛かりますが、コチラも多分直越えは無理でしょうね~(‘Д’)
仕事道跡が無かったら川から直接遡るのはフリーではまず無理ですね💦
この辺りは特に両岸切り立ち道と川の間もほぼ垂直状態で高さもあり、もし踏み外せば終わる可能性が高いのでしっかり足元確認しましょう⚠
やがて10基目の堰堤が見えてきます👀
これもおそらく直越えは無理でしょう(´・ω・)
堰堤を越える部分は舗装無しの草だらけなので踏み外さないよう注意⚠
🌊
第十一堰堤▼
10基目の堰堤を越えた先で支流にぶち当たり仕事道跡は終わります📍
支流に掛かる15m程の滝👉
もちろんこれが大垂の滝ではありません👀
それにしても堰堤はいずれも結構大きかったですし、仕事道も舗装された痕跡や一定以上の幅が確保されていた痕跡があることを考えると、この辺りまで建造当時は重機などの乗り入れがあったのでしょうか👷❓
そう考えたら、いやそうでなくても命がけの作業であることをひしひしと感じます(‘Д’)
このような遺構があることによって私のようなおバカさんが訪瀑にあたって恩恵を受けている例は他の場所でも結構多く、いろんな意味で改めて勝手に感謝を感じています🌿
さて仕事道跡が終わり支流へ出たらそのまま本流へ入り、ココからは直接川から上流に向かって進みます(=゚ω゚)ノ
が、すぐに11基目の堰堤が見えてきます(‘Д’)
仕事道跡が終わった状態での堰堤の出現に絶望感が頭を駆け巡りますが、近づいてみるとまさかの凹型の堰堤( ゚Д゚)
楽勝そうに見えますか?、否!、あの真ん中の部分、180㎝近い私の身長と同じくらいあります(‘Д’)
とりあえず落ちてる木を台にして難なく登りましたが、通常よじ登るにはビチャビチャになる覚悟をしておいてください🌊
堰堤の真ん中はまるで要塞みたい( *´艸`)
これを通り抜けたらラストスパートです٩( ”ω” )و
🐾🐾
荒島谷川分岐▼
最後の堰堤を抜けて少しして、川の分岐に差し掛かります👀
はた目には分かりにくいですが、右岸側が登れるので登ってみると、川が二手に分かれているのが分かります🌊
右岸に登ったら舗装があり道が続いていますが、そちらではありません✖
多分この道は登山道跡ルートを通った時に出てくるポイントだと思います📍
地図上では川は一本ですが、等高線では谷が二手に分かれているのが分かります👀
大垂が掛かるのは舗装沿いの川ではなく正面から流れてくる川になります(=゚ω゚)ノ
ちなみに正面には凄まじい岩山の姿が見えますが、まぼろしの大垂はその横、岩山の麓から流れ落ちています🌊
右岸に上がったらすぐに川へ降りれるので川へおり、右側の川▲左の方へ入ります🐾
ちなみに淵は泳げばすぐ渡れます🌊
少し進むと川は左に折れ、そこにキレイな釜の小滝が掛かります(‘Д’)
小滝は少し手前から右岸へ登り越えていきますが、ちょっと際どいので十分注意しましょう⚠
そして小滝の上へ出たら大岩が詰った先に大きな滝の一端が見えてきます🌊
まぼろしの大垂▼
両岸ともすさまじい迫力があり、ただでさえ切り立つ荒島谷でもひときわ険相が漂います( ゚Д゚)
正面で詰まる大岩は左岸から越えていきます🐾
それにしても水しぶきがよく見えます👀
基本的に水量は多いと思いますが、さらにこの切り立つ深い谷に日が差すとこんな感じになるのでしょう☀
大岩を越えたら本格的に滝前です(∩´∀`)∩
ちなみにこの2条の流れは下段で、この上にもう一段デカいのがあります🌊
奥行きが結構ある様で、ココからでは見えません👀
見上げればまず目に入るのが先ほど見えた岩山( ゚Д゚)
下流側もいい感じ🌊
狭まった両岸がまるで岩の要塞の様です⛰
滝前の岩間から左岸側へよじ登り、正面の岩壁に張り付くと上の方が見えてきます👀
後から知った話なのですが、この正面の岩壁を回り込んで尾根まで登ると上の方まできれいに見えるそうです🐾
ココで満足せずに登ってみればよかったなぁ(´・ω・)
それにしてもスゴイ岩壁(‘Д’)
総落差もかなりありそうです🌊
かなり入り込まないと姿さえ見えてこないところ、まさに「まぼろし」です✨
登山道跡ルート▼
さて、最後に登山道跡について少しふれておきましょう🌳
かつて荒島岳への登山道に一つに荒島谷川を挟んで向かいの尾根から荒島谷川分岐を渡り荒島岳山頂へ向かうコースがあったようです🐾
仕事道跡へ入る際に九頭竜川を渡った橋の一本上流側の橋、スノーシェルター内から分岐する橋がありますが、これを渡りそのまま真っすぐ伸びる林道を終点まで進むと登山道入り口跡があります🏔
中部縦貫道の橋の下から九頭竜川左岸をそのまま上流に進んで行っても林道へは行けます🌳
ただし、林道は非常~に細いうえに凄まじい草地獄で、二輪車ならともかく乗用車では厳しいかも…、行けてもまず入口までに精神的に疲弊しそうです(;´・ω・)
途中、見晴らしの良いところもあるので、心のオアシスにしましょう👀
林道終点、登山道跡入口▲
以前ココまでの道中で道路が陥没遺していたのですが、直されていたので完全に廃道にするつもりではないのかもしれません🌳
林道終点からさらに奥へ、茂みをかき分けて入っていきます🐾
かすかに残る踏み跡とその軌道は熟練者であれば何となく分かると思います👀
それを辿れれば多分こちらの尾根沿いに上流に進み、川をは山で荒島岳南側の山の山頂を経て荒島谷川分岐へ、コンクリ舗装のあったあの場所へ出るものと思われます📍
ただ、途中に支流大滝を偶然発見してしまい登山道跡ルートから仕事道跡ルートに変更したため、荒島谷川分岐まで行ける確証はありませんが、仕事道跡が完全に決壊した場合などはココを通るしかなくなります🐾
ちなみに林道終点から少し上流側まで、川へ降りれそうな箇所はないか散策しましたが、多分無理です✖
それともう一つ、一度踏み跡を外れたら林道終点まで戻れなくなる可能性も非常に高いので十分注意が必要です⚠
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迫力度・・・・★★★★☆
幻想度・・・・★★★★☆
清流度・・・・★★★☆☆
到達感・・・・★★★★☆
切り立つ岩壁に挟まれた凄まじい渓谷、その奥に掛かる大垂の滝。
登山道の廃止と風化、仕事道の荒廃と自然化の進捗によりまさに「まぼろし」化しつつある大垂の滝は、壮大な自然の険相を越えて目にする価値のある名瀑。
立ちはだかる大きな堰堤群と、高巻きの想定すら許してくれない切り立つ両岸がまさに要塞のごとく立ちはだかり、荒廃した人工物と自然の調和が道中も楽しませてくれます。
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